灯る庭


 

 


June 17, 2007 7:11 PM 映画「そのときは彼によろしく」

以下、感想。
ネタバレ含みますので注意!

やっぱりヒロインを死なせて感動させる話より、ヒロインを生き返らせて感動させる話の方が好きだ。
今回の場合、ヒロイン花梨(長澤まさみ)のキャラクターが非常に魅力的で、序盤でいきなり惹きつけられた。自分が智史(山田孝之)や佑司(塚本高史)の立場だったらそりゃ惚れるわ。花梨は祐司に、悟朗(小日向文世)は花梨に、それぞれ「そのときは彼によろしく」というバトンを渡し、智史の前に再び現れる。そこに至るまでの描写が繊細で、ラストシーンはかなりのカタルシスを得られた。

評価 ★★★★★

ただ、これはちょっと公開時期が悪すぎたんじゃないかなあ。色んな意味で「旬」を過ぎた作品で、非常にもったいない気がした。「ヒロインが消えてしまう映画」ということで確実に比較対象とされるであろう「セカチュー」や「いま会い」に比べれば世間的にはあまりにもインパクトの薄い映画。
でも僕的にはこの2本よりはずっと面白かった。

物語の内容に関して特に文句は無いけど、国仲涼子演じる美咲のベーカリーショップに水槽がデンと置いてあったのがちょっと気になった。いくらなんでもパンのすぐ傍はやばくないか?湿気とか大丈夫なんだろうか。あとコケとかカビとかをイメージしてしまって実際置いてあったら引くかも。
あと長澤まさみの、ショコラデニッシュが大好物だと言った時の異様に甲高い声が個人的に苦手。台詞回し先般が凄い綺麗だったのに、もうちょっと抑えて欲しかったな。

ところで花梨が美咲に「(自分が死んだ後)智史の事をよろしく」とお願いするシーン。
映画「いま、会いにゆきます」で、澪(竹内結子)がみどり(市川実日子)に全く同じ事を言っていた。この作者は「ヒロインが逝って主人公一人取り残される」状況ってあんまり好きじゃないのかな。

投稿者 youichi : June 17, 2007 7:11 PM

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